小反発、米国株の最高値更新を支えに買いが先行

【寄り付き概況】

12日の東京株式市場はやや買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は、前日の終値と比べ23円23銭高の2万3719円66銭で取引を始めた。
 
前日のNYダウが200ドルを超える上昇で過去最高値を更新、ナスダック指数、S&P500指数などいずれも最高値に買われており、これを受けて東京市場でもリスクを取る動きが再燃している。
ただ、外国為替市場では1ドル=111円台前半の推移と円高進行に対する警戒感は拭えず、自動車など輸出株には向かい風となっており、その分上値は重くなる。下値では内需の好業績株などを中心に買いが入り全体相場を支えそうだ。
今日は株価指数先物・オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出日にあたり全体売買代金は膨らむが、株価面で特に波乱はなさそう。
株価指数先物・オプション1月物の特別清算指数(SQ)の市場推定値は、2万3723円19銭。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、10業種前後が高く値上がり上位にその他金融、その他製品、繊維など。値下がりで目立つのは鉱業、食料品、精密など。

個別では、ソフトバンクG、KDDIが下落し、NTT、トヨタ、ホンダは安い。三菱UFJ、三井住友、東京海上、野村は弱含み。7&iHD、ユニー・ファミマは下押している。

半面、ファーストリテが大幅高で、任天堂はしっかり。東エレク、SUMCO、ファナックは堅調で、コマツ、大和証G、第一生命は買い優勢となっている。
 
225先物は、アムロ・JP・ドイツ・パリバ・シティ・バークレイズが買い越し。
UBS・野村・ソジェン・メリルが売り越し。
TOPIX先物はGS・クレディ・ドイツ・三菱・パリバが買い越し。
JP・アムロ・UBS・野村が売り越し。
 
テクニカル的には、ファーストコーポ(1430)、日比谷(1982)、タケエイ(2151)、エスクリ(2196)、日駐(2353)、オプト(2389)、日東紡(3110)、キリン堂(3194)、コメダ(3543)、CEHD(4320)、ファンタジー(4343)、OLC(4661)、カーボン(5302)、鋳鉄管(5612)、タツタ(5809)、コロナ(5909)、シグマク(6088)、ツガミ(6101)、ベル24(6183)、平田機工(6258)、ペガサス(6262)、オルガノ(6368)、GSユアサ(6674)、コーセル(6905)、太平洋(7414)、小野建(7414)、シード(7743)、滋賀銀(8366)、山口(8418)、東武(9001)、日BS(9414)が動兆。

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