[概況]
12日海外時間の外国為替市場は、各通貨ペアでまちまちの展開となっている。米ドル円は、欧州時間開始にかけて上昇し一時111.445円まで上昇する一方で、クロス円通貨ペアでは豪ドル円はじりじりと下落し一時87.600円まで本営業日の安値を更新するなど、それぞれまちまちの値動きとなっている。この値動きについて一部の市場関係者からは、米ドル円は心理的な節目と考えられる111.000円割れを目前に反発の動きとなり、水準を上げているようだ。
一方、豪ドル円については原油先物価格の下落が継続していることから、資源生産国の通貨が弱くなっている可能性があるとの声が聞かれている。
この後の時間については、23:30に12月米小売売上高【速報】(予想:前月比+0.5% 前回:前月比+0.8%)などの発表が控えており注目されている。市場予想は、前回の数値を若干ながら下回るものの増加となる模様だ。予想通りであれば、米ドルなどに買いが集まりそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
