黒田日銀総裁会見でドルは買われたが直ぐに値下がり

[概況]

日銀金融政策決定会合後の会見で、黒田日銀総裁が「出口戦略を検討する段階には至っていない」と発言した事に反応して円は売られ、東京市場終盤にドルは当日高値111.195円まで急騰した。
 
しかし直ぐに売られて上昇前の水準まで下げ、其の後も下げ幅を拡げて欧州市場ではそれまでの安値を下抜く下げとなった。
そしてNY株式市場がマチマチで始まったあと、ダウが-70.70ドルまで下げるとドルもNY市場序盤に当日安値110.240円まで下落した。
 
其の後はNY株式市場が値を戻した事などにドルも下げ止まりから揉み合いとなり、最後は前日比-66銭の110.290円と110円台前半に落ちて引けた。
 
ドル安に連れて他の主要通貨も対円で値下がりし、豪ドルは鉄鉱石や銅といった資源価格の下げに一時88円を割り込む下げとなった。
ドルは111円を付けたあと直ぐに売られて110円台前半に落ちるなど軟調地合いが続いており、目先は下値を探る展開か。
23日の主要通貨は下げたが、ドルよりもユーロやポンドの方が上値が期待出来そうだ。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

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