目標とかメドというものがなければ物事は進まない。
というのは社会でも会社でも、そして株価も一緒。
単に日経平均の節目である24000円というのもそういうもの。
ベクトルがなければ動けないというのが正直な感想。
ヒトはそういう仕組になっているのだろうし、そのヒトが介在する相場もそうだ。
加えて重要なのは、その目標を成就できるかどうかの見定め。
源氏物語にさえ雨夜の品定めというのが登場する。
これは理性ではなく感情の世界。
さらに言えば勘の世界だ。
昨日前場の実況。
板を見ていると24000円を取りそうな気配だった。
24000円をそこで取ろうと取るまいと大した意味はない。
しかし体は、あるいは脳は値動きから24000円を取りそうだと言っている。
コーナーのテーマは「デイトレランキング」の時間。
敢えてその話題に入るのを数分送らせて24000円を取るのを確認した。
「事件は現場で起きている」は青島刑事の言葉。
しかし「相場も現場で起きている」。
まさにこれがライブ中継の根本姿勢だと思う。
結果の分かった後のスポーツ中継が砂を噛むような思いをするのと一緒。
そんな時に過去の振り返りなどしていても仕方がない。
そして「ライブ」こそ、ココ10年以上取り組んでいる仕事でもある。
求められるのは「研ぎ澄まされた感性」。
これがナカナカ・・・。
ある市場関係者のコメント。
「本当の必勝法、真実ってシンプルだと思います。
聞いていて分からないのってダメですよね。
真贋を見分ける一つだと思います
理屈、策に溺れすぎて現実が見えない関係者はいます。
現実が間違えていると強弁する。
現実は現実である以上、最強で、理屈、理論を超越しています」。
(櫻井)
