日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前日比15円29銭高い4278円26銭で、過去最高値を連日で更新した。
海外収益の押し下げ要因となる円高を背景に東証1部の大型株が軟調となるなかで、中小型株は個人投資家の買い意欲が強かった。
電機や機械関連銘柄の上げが目立ち、今期の業績見通しを上方修正したNF回路など好材料が出た銘柄に買いが集まった。
業績向上への期待から買われる銘柄もあり、「相場全体として底堅さが確認できた」との指摘があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1101億円、売買高は1億3316万株だった。
値上がり銘柄数は330、値下がり銘柄数は336となった。
個別では、ワイエスフード、エヌエフ回路設計ブロック、大村紙業、ジオマテックがストップ高となった。カイノスは一時ストップ高。第一建設工業、神田通信機、博展、柿安本店、クリエイトなど47銘柄は昨年来高値を更新した。ぱど、アイレックス、レカムやラクオリアも上昇した。
半面、米ハイテク株の下げが意識されフェローテックが安く、ハーモニックも下げた。日本ユピカ、今村証券、植松商会、清和中央ホールディングス、オールアバウトが売られた。
