米ドル円は108円台後半で反発。このあと、ECB理事会に注目。

[概況]

25日東京時間の外国為替市場では、買われていた円が売られる展開となった。

本日は五・十日(ごとうび)ということもあり、午前中は実需の円売り米ドル買いが活発化し米ドル円は一時109.485まで本営業日の高値を更新した。

しかし、その後は米ドル安の流れが強まり、米ドル円はじりじりと下値を削り一時108.725円と2017年9月8日以来の水準まで下落した。

ただ、その後は更なる下値を探る展開とはならずに反発し、米ドル円は109.170円付近推移している。

この後の時間では、21:45に欧州中央銀行(ECB)理事会で決定された金融政策に関する声明公表や米国では12月米新築住宅販売件数(予想:67.5万件 前回:73.3万件)などの発表が予定されている。

なかでも前者では、ECBは2018年中の「早い時期」にガイダンスを見直す方針を示しているものの、ドラギ総裁は時期について明言を避けており、会見において具体的な時期が出されれば動意が生まれる可能性がありそうか。

また、一部の市場関係者からは、ECBは年内の資産買い入れを終了するとともに、来年の利上げに向けたメッセージが出されるのではないかといった声も聞かれている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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