4日ぶりに反発、円高一服と米株高を受け

29日午前の日経平均株価は反発し、前引けは前週末比117円45銭高の2万3749円33銭だった。
前週末の米国株高を背景にリスクを取る動きが優勢となった。前週後半に3日続落していたこともあり、値ごろ感からの押し目買いが入りやすかった。
日経平均は前場中ごろには上昇幅を155円に広げ、2万3787円を付ける場面があった。前週末まで3日続落していたこともあり、自律反発を狙った買いも入ったという。
 
また、外国為替市場では1ドル=108円台に円高が進行しているが、前場取引時間中に円の対ドル相場が朝方に比べて伸び悩んだことも相場を下支えした。自動車株など輸出セクターを中心に全体相場に追い風となっている。
信越化、ファナック、東エレクといった日経平均への影響度の大きい値がさ株がそろって上げた。3銘柄で日経平均を約50円押し上げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)もそれぞれ反発した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2317億円、売買高は6億5675万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1527と、全体の74%を占めた。値下がりは462、変わらずは68だった。
 
個別では、2017年4~12月期の連結営業利益が前年同期比4%増えたと伝わったOLCは昨年来高値を更新。JXTGやJFEが買われた。ァナックが堅調、信越化学工業も買われた。トヨタ自動車が朝安後プラスに切り返し、東京エレクトロンも大幅高に買われた。
 
半面、キーエンス、コマツが冴えず、小糸製作所が売られた。JR東日本や花王、アサヒは売られた。新日本無線、ツクイが大幅安、サカイ引越センター、さが美グループホールディングスも安い。
 
 
東証2部株価指数は前週末比38.23ポイント高の7693.85ポイントと4日ぶり反発した。
値上がり銘柄数は264、値下がり銘柄数は180となった。
 
個別では、アシードホールディングスがストップ高。三井金属エンジニアリング、SYSKEN、福留ハム、など36銘柄は昨年来高値を更新。フライトホールディングス、三光合成、ヤマシナ、フジオーゼックス、黒谷上が買われた。
一方、富士通コンポーネント、セブンシーズホールディングス、篠崎屋、アクロディアが売られた。

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