日経平均は売り買い交錯のなかわずかに安く引け、4日続落。
上げ幅を3桁に広げる場面がありながら、引けではマイナス。
米国株の大幅高や信越化学の好決算など、円高のネガティブ影響を払しょくできそうな材料はあったが、買いは続かなかった。
決算が本格化する中で積極的な売買は手控えられ、次第に利益確定の売りに押される格好となった。
円高一服感が出てくるまでは腰の入った買いが入りづらい。
為替に変化が出てくるとすれば、30日のトランプ大統領の一般教書演説か、FOMC(30~31日)が濃厚で、明日はイベントを前に様子見姿勢が強まると考える。
今週は、900社程度の決算が予定されており、結果を見極めたいとのムードも高まりそうだ。
テクニカル的には、上は5日線(2万3799円、29日)、下は25日線(2万3483円)が意識されやすく、この範囲内で方向感に乏しい展開を予想する。円高は警戒材料ではあるが、トランプ大統領が強いドルを支持していることもあり、先述のイベントが為替の基調に変化をもたらす展開は十分想定される。
25日線が控える2万3500円辺りまで下げるようなら、押し目買いに妙味。
■上値・下値テクニカル・ポイント(29日現在)
24801.25 ボリンジャー:+3σ(25日)
24586.98 ボリンジャー:+3σ(13週)
24362.09 ボリンジャー:+2σ(25日)
24081.52 ボリンジャー:+2σ(13週)
23951.81 新値三本足陽転値
23922.93 ボリンジャー:+1σ(25日)
23854.76 均衡表転換線(日足)
23802.00 6日移動平均線
23799.12 5日線
23629.34 ★日経平均株価29日終値
23576.06 ボリンジャー:+1σ(13週)
23483.77 25日移動平均線
23428.70 均衡表基準線(日足)
23293.98 ボリンジャー:+1σ(26週)
23124.28 均衡表転換線(週足)
23070.59 13週移動平均線
23044.61 ボリンジャー:-1σ(25日)
22628.80 75日移動平均線
【信用規制・解除】
(29日大引け後 発表分)
■ハイパー <3054> [JQ]
東証と日証金が30日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
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