イベントを前にドルは買い戻されて一時109円回復

[概況]

欧州市場朝方に当日高値135.350円まで上昇したユーロは其の後ブラートECB理事が「大規模な金融緩和策が引き続き必要」などと発言した事に売られ、NY市場序盤には当日安値134.315円まで値下がりした。
 
またNY市場で発表された12月個人所得は予想を上回ったが、同個人支出は予想通りでドルには影響薄だった。NY株式市場は前週末の史上最高値を更新する上昇に対する利益確定の売りなどに反落で始まったが、特段材料の無い中でドルは買い戻されてNY市場中盤に109円台に乗せ、当日高値109.215円まで上昇した。
 
しかし株価の下げ幅拡大にドルも売られて109円を割れ、最後は前週末比+25銭高の108.960円と反発したが109円台は維持出来なかった。週明けの為替市場は先週までのドル安・ユーロ高の流れに対する修正で始まり、ECB理事のユーロ高牽制とも取れる発言にユーロは対ドルで1.24ドルを割れ、対円では135円を割り込んだ。
今週はFOMCや米大統領の一般教書演説、週末の雇用統計などの重要イベントを控えて、為替市場はこれらのイベントをこなしながらの動きとなりそうだが、ドルは週末まで揉み合いか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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