【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比194円70銭安の2万3434円64銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、12.58ポイント安の1867.87で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下落している。米国株安や最近の円高といった外部環境の悪化を受けて、投資意欲が冷え込んでいる。
日経平均株価は前日比200円安前後と前場終値と比較して下げ幅を広げている。外国為替市場では、1ドル=109円近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
個別では、任天堂が安く、ファナック、ソニー、東エレク、信越化、ファーストリテ、ソフトバンクGがさえない。三菱UFJ、三井住友が値を下げ、野村、楽天も下落している。大東建託の下げがきつい。
半面、トヨタ、ホンダが底堅い。日立建機、コマツは大幅高で、神戸鋼、花王、JSR、良品計画などが買われている。
日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込んできている。
一目均衡表では基準線での攻防となっており、これを割り込んでしまうと、いったんは年初の上昇部分が帳消しになる可能性もある。
もっとも、その水準でも13週線が支持線として機能しており、中長期的なトレンドは強い。決算を手掛かりとした日替わり物色を行いつつ、目先底を探る展開になりそうだ。
ランチバスケットは29件、256.88億円。差し引き売り買い均衡との観測。
