13年以降の1~3月のパフォーマンス。
東証規模別株価指数の「大型」はTOPIXを5年連続で下回った。
一方、「中型」と「小型」は5年連続でTOPIXを上回った。
アナリストのカバー不足で業績が株価に織り込まれにくいからという理由もあるという。
まあアナリストが株価形成者ではないからあまり首肯はできないが・・・。
ただ、中小型株は為替の影響を受けにくいのは事実。
そして大和住銀の「ニッポン中小型株ファンド」は人気殺到。
この流れは続こうか。
別の側面からは、ある意味ダヴォズからスタートした世界株の下落。
降って湧いたような為替のクローズアップだった。
過去ニクソンショックやプラザ合意後の円高局面で主役になったのは不動産や建設セクター。
歴史は繰り返すのかも知れない。
向こう10年で1.7兆ドルのインフラ投資を行うトランプ政策の位置づけも重要になってこようか。
起こっていることは原油高+ドル安→インフレ期待。
その向こうは金利上昇→米国債安。
複雑な連立方程式に思えてならない。
もっと簡単に考えられないものだろうか。
仮想通貨に対する毀誉褒貶が増えてきた。
陰謀チックに面白いのは「IMFもBISも世界統一法定デジタル通貨の発行に向かう」という話。
「ブロックチェーンによって、世界市民すべてのトランザクションをこと細かく把握したいと言う理由」。
これって興味深い。
外為の世界でいうコルレスバンクが必要なくなるのなら、当然マネーの把握もできなくなる。
ということは、OECDなどのマネロン規制に対するアンチテーゼが仮想通過であるとも言える。
マウントゴックや最近のコインチェック事件は所詮皮相的な現象。
大きな流れの中で仮想通貨は認識するべきなのだろう。
月が赤く染まって青くなる日。
赤は上昇、青は下落。
幸福なのか不幸なのか解釈は難しい。
しかも次の「ブルームーン×皆既月食」は2037年。
蒼天に見たいものだ。
トランプ大統領が一般教書演説。
初の一般教書演説の時間帯に昼の子鬼はどう動くのだろうか。
昨年は議会の合同本会議。
「多くの企業が米国に投資し数万人の雇用と生み出した」がクローズアップ。
翌日の東京市場でソフトバンクが買われる展開となった。
ちなみに・・・。
例年、一般教書演説の翌営業日のNYダウは強含む傾向にあるという。
昨年は翌日の3月1日にNYダウが1.46%高。
2016年のオバマ前大統領の時は2.21%安で大幅安。
1961年降の平均値は0.06%安。
市場からは「中間選挙に向けての、市場へのリップサービスが待たれる」との声。
(櫻井)。
