予想を上回る経済指標やFOMC声明でドルは109円回復

[概況]
 
 NY市場で発表された1月ADP雇用者数は予想を上回ってドルは買われ、続いて発表された1月シカゴ購買部協会景気指数も予想を上回るとドルは東京市場以来となる109円台を付けた。
 
其の後発表された12月中古住宅販売成約指数は予想通りだったが、NY株式市場が大幅反発で始まった事を受けてドルそれまでの高値を上抜き、終盤に発表されたFOMC声明で、インフレ見通しが上方修正された事を受けてドルは当日高値109.450円まで上昇した。
 
其の後NY株価が下落に転じ、ダウがマイナス圏に落ちる下げとなった事などにドルも上値が重くなったが、最後は前日比+41.5銭高の109.210円と109円台を回復して引けた。
 
ドル高に連れて他の主要通貨も上昇し、ポンドはEU離脱交渉への楽観的な見方に+1.08円高の155.00円と155円台で引けた。ドルは109円台を回復したが揉み合いの範囲で、ユーロ圏からはけん制発言が出るなど、ユーロも上値の重い展開が予想される。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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