日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比34円45銭高い4274円30銭だった。
東証1部の主力株の上昇で投資家心理が上向いたことが新興企業株にも追い風となり、ジャスダック平均は午後に上げ幅を拡大した。大幅増益のスパークスなど、個別に好材料が出た銘柄に買いが集まった。
新興企業市場の長期的な上昇相場の中で、「個人投資家の多くは利益を確保しながら、次の銘柄に乗り換えている。
投資資金の循環は極めて良好」という。このため、「押し目は絶好の拾い場」とされ、外部環境の好転とともに買い意欲が高まった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で1044億円、売買高は1億4809万株だった。
値上がり銘柄数は498、値下がり銘柄数は182となった。
個別では、セキュアヴェイル、IGポート、大村紙業、カイノス、アール・エス・シーなど7銘柄がストップ高。フルヤ金属は一時ストップ高と値を飛ばした。コモ、夢真ホールディングス、エフティグループなど36銘柄は昨年来高値を更新。エフアンドエム、ニチダイ、テクノホライゾン・ホールディングス、スパークス・グループが買われた。
一方、フロイント産業、Nuts、日本銀行が昨年来安値を更新。ポラテクノ、インテリジェント ウェイブ、京写、山陽百貨店が売られた。
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