[概況]
欧州市場中盤に当日高値109.765円まで上昇したドルは其の後値下がりし、NY市場で発表された新規失業保険申請件数は予想より減少したがドルは反応薄で、続いて発表された12月建設支出と1月ISM製造業景況指数も予想を上回ったが、NY株式市場が下落で始まった事もあって、ドルは序盤に欧米市場安値109.240円まで下げた。
其の後株価が上昇に転じた事や米国債利回りの上昇などにドルも買い戻されて109円台半ばを超えたが、ダウが再びマイナス圏に落ちる下げとなった為にドルも上値を抑えられ、最後は前日比+19.5銭高の109.405円と小幅続伸で引けた。
一方独国債利回りの上昇にユーロは大きく買われ、前日比+1.225円高の136.815円とポンド(+1.04円高)と共に1円以上も上昇した。ユーロ圏では連日の様にユーロ高けん制発言が出ているが市場の先行きユーロ高期待は強く、ユーロ買いは続いている。本日の雇用統計の結果次第では更なる上昇が期待出来るかも知れない。
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