[概況]
東京市場朝方にメルケル独政権が連立に失敗したとのニュースが入り、ユーロ(131.155円)やドル(111.880円)は当日安値まで急落する場面があったが、其の後は下げ止まりから値を戻した。
ユーロは欧州時間に独自由民主党の議会院内総務がメルケル政権を支えると発言した事が伝わって序盤に当日高値132.460円まで上昇したあとは揉み合いとなったが、ドルは其の後も上昇し、NY株式市場が反発して始まると更に上値を伸ばして、引け近くには当日高値112.730円まで上昇した。
最後も前週末比+54.5銭高の112.645円と112円台後半に乗せて引け、ユーロは独の政治不安に小幅安(-7銭の132.135円)となり、ポンドはユーロ離脱交渉進展への期待に+86銭高(149.01円)となるなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。
為替市場も米国の感謝祭やブラックフライデーを控えてトレンドが出るとは考えにくく、揉み合い継続ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
