祝日明け24日の東京株式市場は、世界的な景気回復・業績向上を背景に先高期待は根強いものの、週末要因も重なり、上値では利益確定売りが出やすいとみられる。
「米国市場は23日（感謝祭の祝日）の休場に続き、24日は株式・債券が短縮取引となり、東京株式市場への海外投資家からの売買注文は限定的となりそうだ」との見方が出ている。
また、「米年末商戦を左右する24日のブラックフライデーの動向を見極めたい」との声が聞かれ、様子見気分が強まる可能性もある。
【注目銘柄】
■ダイフク[6383]
公募増資などで最大223億円あまりを調達すると発表。増資で248万株を発行するほか、100万株の自己株式処分も行う。需要動向をみながらオーバーアロットメントによる売り出しも52万株を上限に実施する。発行価格は12月5日から11日までの間のいずれかに日に決定する。発行済み株式数は最大で約2.4％増える。調達資金は本社の新事務棟建設や米国での工場建設などに充当する計画だ。
22日終値は6410円（△120）
■マキタ[6586]
株主優待制度を導入すると発表。基準日となる毎年3月31日現在の株主名簿上で100株以上を保有し、かつ継続保有期間が3年以上となる株主が対象。所有株式数に応じて1000円分から1万円分のクオカードや自社製品（充電式クリーナ）を贈呈する。
22日終値は4680円（△30）
■ジャストプランニング[4287]
2018年1月期の期末配当を従来の1株あたり18円から22円に上方修正すると発表。株主への一層の利益還元を図る。22日終値は820円（▲4）
【主な経済指標・スケジュール】
【24日】
■国内
対外・対内証券売買契約（週間、財務省、8：50）
9月の景気動向指数改定値（内閣府、14：00）
4～9月期決算
住友生命、日本生命、三井生命、明治安田生命、富国生命、朝日生命
10月のシンガポール鉱工業生産
■海外
独11月Ifo景況感指数（18:00）
米ブラックフライデー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
