77円安と反落。材料難の中、円高懸念で買い手控え

24日午前の日経平均株価は反落し、前営業日比77円2銭安の2万2446円13銭で前場を終えた。
円相場が1ドル=111円台前半に強含んだことに加え、金利の高止まりを警戒して上海総合指数が続落したのも投資家心理に影を落とした。
前日の米国株市場は休場で手掛かり材料難のなか、為替が円高方向に振れたことで主力株中心に買い手控え感が出た。
ただ、下落局面では国内勢を中心に押し目買い意欲は強く、前引けにかけて下げ幅を縮小した。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反落した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1222億円、売買高は6億2762万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1020、値上がりは905、変わらずは110銘柄だった。

個別では、三菱マテリアルは子会社データ改ざんが明らかとなり、大幅安となった。
トヨタ自動車、DeNAも軟調、コマツと住友電工、三菱地所、三井不動産が売られた。

一方、任天堂がみずほ証券目標株価を引き上げもあり、1000円近く上昇で年初来高値を更新。KDDIとNTTなど通信も高い。東京エレクトロン、ヤーマンも堅調。スタートトゥデイも買われた。

東証2部株価指数は前日比20.55ポイント安の6870.34ポイントと3日ぶり反落。
値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は191となった。

個別では、クレアホールディングスが年初来安値を更新した。東芝とシャープ、中西製作所、ウイルコホールディングスが売られた。

一方、東邦化学工業が一時ストップ高と値を飛ばした。
日本和装、ダイナック、森組、アルトナーなど24銘柄は年初来高値を更新した。

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