今週もドルは上値の重い展開か

[概況]

先週は22日に公表された米FOMC議事録でインフレ進行の鈍化が指摘された為に、来年以降の米利上げが遅れるとの見方からドルは売られて111円台に落ちる下落となった。
 
一方NY株式市場は米国経済の活況を反映して、週末24日の感謝祭翌日は休みを取る市場参加者が多い中で株価は3市場とも上昇し、ナスダックは3日連続で史上最高値を更新する上昇となった。今週もNY株式市場は上昇が期待出来そうだが、株価の上昇にドルが連れ高とならない状況となっており、ドルの上値は重そうだ。
 
今週の米国は27日(月)10月新築住宅販売件数、28日(火)9月住宅価格指数、9月S&Pケースシラー住宅価格指数、11月消費者信頼感指数、29日(水)MBA住宅ローン申請件数、第3四半期GDP、30日(木)新規失業保険申請件数、10月個人所得・支出、11月シカゴ購買部協会景気指数、12月1日(金)11月ISM製造業景況指数、10月建設支出などが発表予定となっている。
 
今週もドルは上値の重い展開を予想し、独経済指標の良好な数字に上昇したユーロがどこまで上値を伸ばす事が出来るか、ユーロ/ドルが1.2ドルに乗せる事が出来るかに注目している。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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