売り先行、北朝鮮リスク警戒に円高が重し

【寄り付き概況】

28日の日経平均株価は、前日の終値と比べ21円25銭安の2万2474円74銭で取引を始めた。
前日の米国株式は高安まちまちながら、北朝鮮による弾道ミサイル発射準備をうかがわせる電波信号が捕捉されたと伝えられ、北朝鮮リスクが警戒される。
外国為替市場では1ドル=111円近辺で推移するなど円高方向に振れており、主力株中心に買い手控え感が漂う。
また、前日の米国市場では半導体需要先行きに対する弱気な見解が一部で浮上したことを契機に、インテルやエヌビディア、ザイリンクスなどの半導体関連株が下げており、東京市場に影響を与える可能性もある。ただ、下値では日銀のETF買いの思惑などを背景に押し目買いを誘い下げ幅は限定的との見方が出ている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、15業種が高く値上がり上位にガラス土石、建設、電力ガス、輸送用機器、空運など。値下がりで目立つのは石油、鉱業、不動産、ゴム製品など。
 
個別では、任天堂が大量の売りに押され、ソニーは軟調。東エレクが大幅続落し、ローム、日本電産、キーエンス、コマツ、JR東日本もさえない。
半面、トヨタが買われ、ホンダも堅調。ソフトバンクG、ファーストリテが高く、花王、大塚HD、三菱UFJ、三井住友、コスモス薬品、ニッカトーは買われている。
 
225先物はJP・モルスタ・ソジェン・パリバ・UBSが買い越し。
メリル・クレディ・バークレイズ・GS・ドイツ・アムロが売り越し。
TOPIX先物はメリル・日興・SBI・モルスタが買い越し。
みずほ・クレディ・ソジェン・UBS・三菱が売り越し。
 
テクニカル的には、SBS(2384)、ハードオフ(2674)、物語コーポ(3097)、ジョイ本田(3191)、セレス(3696)、太陽日酸(4091)、リゾートトラ(4681)、ファンケル(4921)、富士石油(5017)、バンドー(5195)、アジアパイル(5288)、日新鋼(5413)、EG(6050)、Jマテ(6055)、東洋機械(6210)、小森(6349)、THK(6481)、芝浦メカ(6590)、SMK(6798)、チノー(6850)、共和電(6853)、山一電(6941)、エフテック(7212)、ミクニ(7247)、丸文(7537)、ニホンフラッシュ(7820)、共立印刷(7838)、JSP(7942)、JSP(7942)、リンテック(7966)、ユニシス(8056)、小林産業(8077)、タカキュー(8166)、ロイヤル(8179)、アニコム(8715)、NTT都市(8933)、ヤマタネ(9305)、内外トランス(9384)、EFーON(9514)、長大(9624)が動兆。
 

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