米税制改革法案の動向警戒も、米ドル円底固い。

[概況]

28日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は底固い展開となっている。

目立った手掛かりがでたわけではないが、昨日の下落局面にて111.00円の大台を維持したことが、テクニカル面から米ドル円下値を支えた格好。

同水準は9月の安値から。今月高値までの上昇分の半値押しにもあたり、チャート上重要な節目でもある。

反発後の高値も111.40円までと戻りも限定的だが、同水準付近にて下値を固め、本格的な戻り局面へとつなげることができるか注目したい。

尚、本日NY時間には、米上院予算委員会にて税制改革案の審議が予定されている。

23人の委員の過半数の賛成が必要となるが、12人いる共和党議員のメンバーのうち、2名は現行の上院案に対し批判的な態度を示しているとの観測がある。

両名の賛同が得られない場合、米税制改革法案の早期妥結に暗雲が立ち込め、米ドル売り要因として意識される可能性もあるため、同委員会審議の行方には注意が必要だろう。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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