北朝鮮リスクは警戒も米国株高を好感

29日の東京株式市場は反発後、もみ合い展開か。
28日の米国株式は、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500種の3指数がそろって史上最高値を更新。欧州の主要株式も反発したことから、世界的な株高を受け買いが先行するとみられる。
ただ、北朝鮮がきょうの早朝に弾道ミサイルを発射。高度と飛行距離などからICBM(大陸間弾道ミサイル)とみられている。これまでのところ、航空機や船舶などに被害はないもようだが、地政学リスクの高まりが意識され、伸び悩む可能性もある。
朝方の話でもあり、この後に出てくる要人発言が相場をかく乱する展開も想定される。
日経平均株価の予想レンジ:2万2300円-2万2600円を想定する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ばと小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比130円高の2万2630円。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り680万株、買い610万株で、差し引き70万株の売り越し。売り越しは2営業日ぶり。金額は買い越し。
売りセクターに、精密、電機、食品、機械、化学など。買いセクターに、食品、薬品、商社、通信、銀行、証券、電機、陸運、その他製品、情報通信、小売など。
 
【好材料銘柄】
 
■スリープログループ <2375>
今期経常は24%増で2期連続最高益、前期配当を9期ぶり5円で復配・今期も5円継続へ。
 
■ナ・デックス <7435>
上期経常を64%上方修正、通期も増額、配当も10円増額。
 
■ビーロット <3452>
今期経常を61%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、東証1部への市場変更を目指し、3万株の立会外分売を実施する。
 
■Aiming <3911>
スマートフォン向けファンタジーRPG「キャラバンストーリーズ」を配信開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
29(水)
10月商業動態統計(8:50)
《決算発表》
ラクーン、内田洋
 
【海外】
米7-9月期GDP改定値(22:30)
米10月NAR仮契約住宅販売指数(11/30 0:00)
ベージュブック(11/30 4:00)
イエレンFRB議長議会証言
《米決算発表》
ティファニー、PVH、シノプシス

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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