欧米株高受け反発で始まる

【寄り付き概況】

29日の日経平均株価は前日比127円72銭高の2万2613円96銭で寄り付いた 
欧米株高や円高一服を背景に買いが先行し、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)とも反発で始まった。
米国では次期FRB議長に指名されたパウエル理事が上院銀行委員会の承認公聴会で金融規制緩和に前向きな姿勢をみせたことで、大手金融株が買われ全体相場を牽引する形となっており、東京市場にもポジティブ材料として反映されそうだ。
29日午前3時すぎ、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、青森県沖の日本の排他的経済水域に落下したが、取引時間中の円相場への影響は限定的で、直近の対ドルでの円高一服も支えとなっている。
外国為替市場ではやや円安含みに推移しており、輸出主力株にも追い風環境となっている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に保険、銀行、鉱業、鉄鋼、精密機器など。
 
個別では、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、任天堂は反発。東レ、ソニー、キーエンス、パナソニックは堅調。ファーストリテ、ソフトバンクG、ファナックの値がさ株が買われ、トヨタ、デンソー、KDDIが買われている。
半面、東エレク、ローム、村田製が値を下げ、JR東日本、SUMCO、安川電、ヤマハ発が売られ、良品計画はさえない。
 
外資系等は、国際帝石(1605)、東鉄工(1835)、LINE(3938)、リライア(4708)、旭化成(3407)、ジーンテク(4584)、アマダ(6113)、ホシデン(6804)、京セラ(6971)、安藤(1719)、東急建(1720)、グンゼ(3002)日東電工(6988)、太陽誘電(6976)、JFE(5411)、住商(8053)に注目。
 
225先物はGS・パリバ・野村・クレディ・メリルが買い越し。
みずほ・ドイツ・松井が売り越し。
TOPIX先物はパリバ・メリル・ソジェン・JPが買い越し。
GS・シティ・ドイツ・みずほが売り越し。
 
テクニカル的には、日ビルド(1916)、巴コーポ(1921)、日清粉(2002)、きちり(3082)、ココカラ(3098)、大東紡(3202)、ブロードリーフ(3673)、サイバーコム(3852)、関ペ(4613)、ミルボン(4919)、コロナ(5909)、ベクトル(6058)、蛇の目(6445)、タムラ製(6768)、東亜DKK(6848)、エスケイ(7608)、デサント(8114)、PALTAC(8283)、SBI(8473)、エスリード(8877)、福山通運(9075)、ケーユー(9856)、ミロク情報(9928)が動兆。

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