ノックアウト

日経平均リンク債のノックアウト早期償還が結構話題になっている。
22000円~23000円のノックアウトということ。
アレンジャーもここまで株価が上がるとは思っていなかった。
だからこそのノックアウト価格だったのだろう。
おそらくノックインは15000円~17000円レベルと推測する。
プロは、ノックインは読み切ってもノックアウトは読み間違えるということになる。
リンク債に行ったマネーはまた性懲りもなくリンク債に行くのだろう。
個人ならば投資先のバリュエーションはあるが、機関投資家にリスク商品の選択肢はあまりない。
そして前例があればまた投資しやすいという傾向がある。
アップサイドは限定的でダウンリスクは最大という商品も「債券」の形にすれば抵抗が減るということだ。
とすると・・・。
次の設定はどんな水準だろうか。
22000円だったノックイン価格は当然上昇する。
相場が、というよりは日経平均のレンジは2・5・8。
22000円の上は25000円、その上は28000円。
アレンジャーは28000円と置きたいだろうが、投資家サイドは早期償還の可能性の高い25000円希望。
そしてノックインは19000円~20000円。
投資家サイドの18000円希望とアレンジャーサイドの20000円との間で19000円かも知れない。
こういう勝手な想像は結構大切なこと。
 
相場には後で気がつくサインと言うのは結構あるものだ。
例えば日経新聞の値上げなどは好例だろう。
経済紙が28年ぶりに値上げするというのは活況の予測要因であったことは間違いない。
誰もの目の前を平等に材料は通過している。
それを受け止めるのは感性だけいうと語弊があるだろうか。
 
《兜町ポエム》
 
「ジュピター」(株王)
 
Every day I  listen to my Market
ひとりじゃない
深い板の奥でつながってる
果てしない時を超えて輝く株が
出会えた奇跡教えてくれる
 
Every day I  listen to my Market
ひとりじゃない
兜町の御胸に
抱かれて
 
私はこの相場で何ができるの
痛みに触れさせてそっと目を閉じて
 
夢を失うよりも悲しいことは
自分を信じてあげられないこと
 
株を学ぶために孤独があるなら
意味のないことなど起こりはしない
 
株価の静寂(しじま)に耳を澄まして
未来を見つめたならどこへでも行くわ
あなたのその値動き私のものに
 
今は自分を抱きしめて
相場のぬくもり感じて
 
投資家たちは誰も一人じゃない
ウリカイのハザマでずっと愛されてる
望むように買って輝く未来を
いつまでも追うわみんなのために

(櫻井)。

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