下値は底堅い推移が予想される

11月最後の取引となる本日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比127円高の2万2724円で、今月9日以来、3週間ぶりの水準まで回復してきた。
日経平均は2万2500円を割り込まず、後場に入るとプラス転換から上げ幅を広げた。きょうの上昇で2万2700円台に到達しており、もみ合い上放れの様相を強めている。
 
明日(1日)の東京株式市場は、週末で利益確定の売りが想定されるものの、下値は底堅い推移が予想される。
25日線(11月30日時点で2万2399円)が下値支持線として機能しているほか、日経平均株価は昨年の7月から今年11月まで、当月の第1営業日が17カ月連続で高く、こうしたアノマリーも意識されそう。
相対的に出遅れている内需系の材料株での値幅取りが引き続き有効になりそうである。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
23674.48  ボリンジャー:+2σ(13週)
23371.15  ボリンジャー:+3σ(25日)
23047.19  ボリンジャー:+2σ(25日)
22865.67  ボリンジャー:+2σ(26週)
 
22724.96  ★日経平均株価30日終値
 
22723.24  ボリンジャー:+1σ(25日)
22563.07  6日移動平均線
22531.17  ボリンジャー:+1σ(13週)
22514.34  均衡表基準線(日足)
22486.24  均衡表転換線(日足)
22399.28  25日移動平均線
22380.01  新値三本足陰転値
22075.33  ボリンジャー:-1σ(25日)
21872.72  均衡表転換線(週足)
21751.47  ボリンジャー:+1σ(26週)
21751.38  ボリンジャー:-2σ(25日)
21427.42  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
上昇する25日線を支持線に5日線を挟んでのこう着が続く中、上値抵抗を捉えてきている。
もち合いレンジながらも下値をやや切り上げてきたことで、煮詰まり感が台頭している。
ボリンジャーバンドではバンドが収れんする中で、+1σと中心値(25日)とのレンジが続いているが、抵抗となる+1σの突破を意識した展開になりつつある。
ただし、バンドが収れんしているため+2σは23050円辺りに位置している。
そのため早い段階で過熱感が意識されてくる可能性はある。一目均衡表では転換線、基準線を支持線として、もち合い上放れる形状が期待されている。出来高も足元で増加傾向にあり、出来高5日平均と25日平均とのゴールデンクロスも意識されてくる。出来高を伴っての上昇についても期待されてきそうだ。

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