【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は前日比111円83銭安の2万2595円33銭で寄り付いた。4日のナスダック総合指数の大幅続落が重しとなり、半導体関連などハイテク株への利益確定売りが継続し、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下落して始まった。
為替が足もと円高方向に振れていることもマイナスに作用している。ただ、下値では日銀のETF買いや、出遅れた国内機関投資家の押し目買いなどが予想され、下げ幅は限定的になるとの見方も強い。
寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がり上位は鉄鋼、食料品、小売、紙パルプ、その他金融など。値下がりで目立つのは精密機器、電機機器、その他製品など。
個別では、東エレク、SUMCO、信越化、ソニー、ファナック、キーエンスも軟調。ソフトバンクGが下落し、任天堂はさえない。トヨタ、SUBARU、三菱UFJ、みずほFGが売られている。
半面、ファーストリテ、Uアローズ、コマツが高く、新日鉄住、JFEは堅調。アサヒ、JT、7&iHD、日本電産が買われている。
225先物は野村・みずほ・HSBC・三菱が買い越し。
メリル・パリバ・ソジェン・クレディ・JP・モルスタ・GS・UBSが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・みずほ・三菱・ソジェン・HSBCが買い越し。
GS・JP・クレディ・バークレイズ・シティ・メリル・ドイツが売り越し。
テクニカル的には、極洋(1301)、東急建(1720)、NJS(2325)、宝(2531)、三越(3099)、キリン堂(3194)、ディア・ライフ(3245)、メディカルシス(4350)、クミアイ(4996)、JXTG(5020)、浜ゴム(5101)、ヨータイ(5357)、渋谷工(6340)、大豊工(6470)、サイゼリア(7581)、メニコン(7780)、セイコー(8050)、富士急(9010)、西鉄(9031)、明治海(9115)が動兆。
