[概況]
東京時間にトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認識すると発表した事が伝わって日経平均株価は500円以上も下落し、ドルも112円を割り込んだが下値では買いが入って直ぐに大台を回復した。
其の後は112円台前半で揉み合いとなり、NY市場で発表された11月ADP雇用者数は予想通り、第3四半期非農業部門労働生産性指数は予想を下回ったが為替市場には影響薄で、ドルは小動きが続いた。
そしてNY株式市場が横ばいで始まったあと、プラス圏での推移にドルも中盤に112.385円まで上昇したが、株価の上値の重さや米国債利回りの低下にドルも上値が重く、最後は前日比-29.5銭の112.295円で引けた。
日経平均や欧州株式市場の下げにリスク回避の円買いが優勢となってドル以外の主要通貨も対円で値下がりしたが、NY株式市場はナスダックが反発するなどマチマチな動きとなった為にドルの下げは小幅にとどまった。週末の米雇用統計までは揉み合い継続か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
