東京株式市場は、週末要因もあり様子見姿勢か

15日の東京株式市場は、様子見姿勢が強まりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万2400円-2万2850円を想定する。
週末要因に加え手掛かり材料難が続くなか、もみ合う可能性もある。
一方で、個人投資家を中心に、比較的上値の圧迫が少ない直近の上場銘柄や値動きの軽い中小型株へ、短期的な値幅取りを狙った物色が続きそうだ。
医薬・バイオ関連などは、このところ動きが良いものも見られており、要注目のセクターと考える。
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台前半と円高に振れている。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比70円安の2万2560円だった。 

東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り750万株、買い880万株で、差し引き130万株の買い越し。買い越しは2営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、情報通信、電気機器、機械、鉄鋼など。買いセクターに、情報通信、化学、サービス、医薬品、REITなど。

【注目銘柄】
■インベスターズクラウド <1435>
12月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。最低投資金額は現在の5分の1に低下する。

■山王 <3441> 
8-10月期(1Q)経常は5%増益・上期計画を超過。

■バリューゴルフ <3931> 
2-10月期(3Q累計)経常が2.3倍増益で着地・8-10月期も15倍増益。

■オロ <3983> 
今期経常を一転13%増益・最高益に上方修正、初配当15円実施。
 
■ヤーマン[6630]
2018年4月期の第2四半期(17年5月~10月期)連結決算を発表。売上高は121億5800万円(前年同期比13%増)、純利益が21億1700万円(同41%増)だった。美顔器など家庭用美容・健康機器が家電量販店やデパートなど店販部門を中心に好調だった。売上高220億8400万円(前期比11%増)、当期純利益29億1500万円(同29%増)などの通期予想に変更はない。14日終値は2118円(△32)
 
■小林産業[8077]
2017年10月期の連結決算を発表。売上高は前の期比8%増の208億6800万円、当期純利益は前期並みの5億9900万円だった。堅調な公共投資や民間設備投資の動向などを追い風に鋲螺、コンクリート製品関連金物ともに売上が伸びた。中島工機の子会社化に伴って負ののれん益を計上したことで純利益が増えた。2018年10月期は売上高が前期比6%増の220億200万円、当期純利益が2%減の5億9000万円を見込んでいる。年間配当は横ばいの6円とする方針。14日終値は401円(0)
 
■オハラ[5218]
2017年10月期の連結決算を発表。売上高は前の期比16%増の246億2800万円、当期純利益は15億1300万円。前の期の3億7200万円の赤字から急回復した。半導体露光装置向け高均質ガラスなどエレクトロニクス事業が大きく伸び、光学プレス品中心に光事業の採算も改善した。2018年10月期は売上高が前期比3%増の254億円、当期純利益が6%増の16億円を見込んでいる。年間配当は横ばいの20円とする方針。14日終値は2765円(▲81)

 
【主な経済指標・スケジュール】
15日(金)
●国内
12月調査日銀短観(8:50)
《決算発表》
アスクル、神戸物産、クミアイ化、西松屋チェ、フジコーポ、アルデプロ
■海外
米12月ニューヨーク連銀製造業景気指数(22:30)
米11月鉱工業生産(23:15)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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