[概況]
NY市場で発表された11月輸入物価指数は予想通りで、新規失業保険申請件数は予想より減少し、11月小売売上高も予想を上回ったがドルは反応薄だった。
この日は英国とECBの政策金利が予想通り据え置きとなり、其の後の経済予測ではインフレ見通しが引き上げられた為にユーロは当日高値133.740円まで上昇したが、ドラギECB総裁は会見で、インフレや緩和縮小に対し慎重な姿勢を示した為にユーロは急速に売られた。
そしてNY株式市場が序盤の上昇から下げに転じると為替市場も円買い優勢となり、終盤にユーロは当日安値132.230円まで下げ、其のあとでドルも112.050円(当日安値)まで下落した。
安値を付けたあとドルは買い戻されて最後は-11.5銭の112.430円と小幅安で引けたが、ユーロは-74.5銭の132.395円と133円を割り込んだ。
ドルはFOMCで売られて上昇は出直しとなったが、本日は週末でもある事から様子見が無難ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
