今週は軟調な展開となった。
序盤は前週後半からの戻り基調が続いたが、2万3000円を前に上値が抑えられて失速した。FOMCを前に様子見姿勢が強まった。FOMCでは大方の予想通り利上げが決定されたが、米国の長期金利は下落し、為替市場ではドル安・円高が進行した。
週後半には2万2500円を割り込む場面もあったが、下値では押し目買いも入り下げ渋った。日経平均は週間では約257円の下落、週足では2週連続で陰線を形成した。
さて、来週は軟調展開か。
今年最後の注目イベントであるFOMCを消化し、ここから先は市場参加者の減少が予想される。国内は材料が少なく、米国動向に振らされる展開が想定されるが、FOMC後に円高が進んだ点がネガティブ材料だろう。
ただ、年内の取引もあと2週間、年末高を意識した個別物色中心だろう。
外部環境の影響を受けやすい大型株は敬遠されやすく、中小型株への資金シフトが一段と強まると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
23200.27 ボリンジャー:+3σ(25日)
22983.12 ボリンジャー:+2σ(25日)
22788.61 ボリンジャー:+1σ(13週)
22770.29 6日移動平均線
22765.98 ボリンジャー:+1σ(25日)
22677.25 均衡表基準線(日足)
22556.77 均衡表転換線(日足)
22553.22 ★日経平均株価15日終値
22548.83 25日移動平均線
22331.68 ボリンジャー:-1σ(25日)
22285.04 均衡表転換線(週足)
22254.55 均衡表雲上限(日足)
22177.04 新値三本足陰転値
22114.53 ボリンジャー:-2σ(25日)
22074.25 ボリンジャー:+1σ(26週)
21897.38 ボリンジャー:-3σ(25日)
5日線に跳ね返される格好となり、再び25日線での攻防に。
MACDはシグナルとの乖離がやや広がる格好での陰転シグナルが継続しているほか、転換線に上値を抑えられる格好から基準線を下回っている。
遅行スパンは実線を下回り下方シグナルを発生させている。実線は切り下がるため、早い段階で上方シグナル発生の可能性があるほか、雲上限接近で雲を支持線としたリバウンドも期待されるところ。
しかし、2万2700円処を下回っての状態が続くと、下方シグナルが長期化する確率が高まってしまう。週明け以降の反発力を見極めたい。
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