週末のNY株式市場は主要株価3指数がそろって過去最高値を更新。
法人税減税を含む米税制改革の実現への期待が追い風になったとの解釈。
税制改革法案に反対を表明していたルビオ、コーカー議員が支持に回る意向を表明。
議会通過の可能性が強まった。
アラバマ州の上院補選は何だったのだろうということだろうか。
ハイテク・ヘルスケア金融などのセクターが上昇を主導した格好。
下落はエネルギーセクターだった。
中小型株のラッセル2000指数は1.6%高と、11月16日以来最大の上昇。
週間ベースでは、NYダウは1.3%高、4週続伸(累計5.5%上昇)。
NASDAQは1.4%高、3週ぶりに反発。
S&P500は0.9%高、4週続伸(同3.8%上昇)。
株価指数と個別株の先物とオプション取引が期限を迎える四半期ごとのクアドルプル・ウィッチング通過。
3市場の売買高は107億株と過去20日間平均の67億株を大幅に上回った。
年末までの残り2週間はクリスマス休暇という市場関係者も多いことになる。
もっとトランプ大統領の言う「素敵なクリスマスプレゼント」は実現すれば株高サンタの到来となろう。
週末の日経平均株価は11月8~15日の6連敗以来となる4日続落。
後場一時プラスに浮上した場面もあったが結局は続落となった。「
前引けで200円近く下げていたところから、後場に一時プラス圏にまで戻したことは驚き。
短時間で鋭角的に戻しており、この先も、一方的に下げが続くという流れにはなりづらい」という見方もある。
「売買代金は3兆000億円台に膨らんだが、実際は中身の乏しい様子見商い」という声も聞こえる。
22500円と23000円のレンジを抜けるかどうかが課題となってきたようだ。
好指標は新高値銘柄が158(前日169)だったこと。
新安値15(前日6)を大きく上回った。
日経平均は週間では約257円(1.1%安)の下落、週足では2週連続で陰線。
TOPIXは0.6%安、4週ぶり反落。
東証マザーズ指数は1.5%高、4週続伸(累計4.8%上昇)。
日経ジャスダック平均は0.9%高、4週続伸(同5.5%上昇)。
東証2部指数は2.6%高、4週続伸(同6.7%上昇)。
「東証1部市場と、新興市場との差が鮮明となってきた」というのが率直な感想だろう。
シカゴ225先物終値は日中比165円高の22685円と大幅な上昇での戻り。
少しはマシな週初高となろうか。
「日経平均株価の12月最終週は過去20年で17勝3敗」との声もある。
サクソバンクのストラテジスト陣がリストアップした来年のブラックスワン。
↓
1:FRBが独立性を失って米財務省が介入。
大幅に跳ね上がった米10年債利回りに2.5%の上限が導入される。
2:日銀が金融政策を制御できなくなり、足元で113円台のドル/円が150円まで急騰。
その後、100円まで急落する。
3:中国が人民元建て原油先物取引を開始し、それに関連して人民元相場が急騰。
足元6.61元のドル/元相場は6元割れまで落ち込む。
4:ボラティリティの急上昇でS&P総合500種が突然「フラッシュ・クラッシュ
(瞬間的な暴落)」に見舞われる。下落率が25%に達する。
5:米有権者からの財政拡大圧力が中間選挙においても継続。
米国債利回りが跳ね上がって30年債(現在2.77%)は5%を超える。
6:EU内で結成時の中核国と新加入の諸国との対立が埋めがたいほどの溝を生み出す中で、独仏連合が主導権を失う。
これに伴って足元は1.18ドルのユーロ/ドルが、1ドルちょうどに向かう。
7:各国政府がビットコイン規制に乗り出すとともに、ビットコインから投資家が逃げ出す。
価格は現在の1万6500ドルから1000ドルに落ち込む。
8:南アフリカでズマ政権が崩壊して経済が上向き、ランドが他の新興国通貨に対して30%値上がりする。
9:中国の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)の株価が100%上昇。
米アップルに代わって時価総額世界第1位に躍り出る。
10:女性が企業経営を牛耳る。
フォーチュン誌がまとめる世界上位500社のうち女性がCEOを務めているとみられるのは60社強。
NYダウは143ドル高の24651ドルと反発し過去最高値更新。
NASDAQは80ポイント高の6936ポイントと反発し史上最高値更新。
S&P500は23ポイント高の2675ポイントと反発し過去最高値更新。
ダウ輸送株指数は65ポイント高10393ポイント。
3市場の売買高は107億株。
CME円建ては大証比165円高の22685円。
ドル建ては大証比210ポイント高の22730ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比160円高の22680円。
ドル円は112.62円。
10年国債利回りは2.355%。
非公式外資系5社動向は売り250万株、買い550万株。
金額ベースは59億円の売り越し(4日ぶり)。
売りセクターは食品・通信セクターなど。
買いセクターは化学・小売・サービス・電機・情報通信・小売・REIT・銀行セクターなど。
売買交錯は機械セクターなど。
◇━━━ カタリスト ━━━◇
栗田工業(6370)・・・動兆。
栗田工業に注目する。
同社は総合水処理大手。
半導体等電子部門が拡大基調。
排水回収システムは環境関連でもある
(兜町カタリスト櫻井)
