【寄り付き概況】
25日の日経平均株価は前週末比6円65銭高の2万2909円41銭で寄り付いた。手掛かり材料に乏しいなか、売り買い交錯もやや買い優勢で始まったが、直後に小幅安に転じるなど小動きとなっている。海外投資家の多くがクリスマス休暇入りで手控え気分に傾いている。
前週末22日の米国株式市場では、NYダウ、ナスダック総合指数ともに反落した。米税制改革法案にトランプ米大統領が署名し同法案が成立。18年1月19日までの暫定予算も成立したが、23日からクリスマスを含め3連休となることから、市場参加者が減少しており反応は限られた。11月新築住宅販売件数は市場予想平均を上回ったが、相場への影響は限定的だった。
ただ、日経平均は欧米株市場と比較して出遅れ感があり、押し目では買いが入りやすく、下値も限定的との見方が強い。狭いレンジでのもみ合いが予想される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、25業種前後が高く、値上がり上位に鉱業、不動産、繊維、ガラス土石、電力ガスなど。
個別では、三菱UFJ、三井住友など大手銀行株がさえない。NTT、KDDI、ファーストリテは反落。ニトリHD、アサヒ、武田が軟調で、JR東海、トヨタ、コマツ、東エレクも値を下げている。
半面、ソニー、ファナックが堅調で、日産自は小幅高。任天堂、伊藤忠、国際帝石、出光興産、三井不、マルハニチロ、ミツコシイセタンが買われている。
225先物は、モルスタ・SBI・シティ・日興が買い越し。
野村・ソジェン・バークレイズ・メリルが売り越し。
TOPIX先物はGS・パリバ・JP・アムロ買い越し。
大和・日興・みずほ・三菱が売り越し。
外資系等は、ダイフク(6383)、ニトリ(9843)、AOI(3975)、不二油(2607)、SRA(3817)、商船三井(9104)、ロングライフ(4355)、エムスリー(2413)、サイバー(4751)に注目。
テクニカル的には、サカタのタネ(1377)、住石(1514)、NECNI(1973)、パーソル(2181)、エイジア(2352)、宝(2531)、飯田(3291)、あさひ(3333)、Fブラザ(3454)、AGS(3648)、DIT(3916)、住友化(4005)、高圧ガス(4097)、DNC(4246)、サイボウズ(4776)、デクセリ(4980)、ニチレキ(5011)、旭硝子(5201)、日製鋼(5631)、東邦鉛(5707)、フジクラ(5803)、ニッパツ(5991)、タクマ(6013)、日立建(6305)、ヨーカネツ(6369)、モリタ(6455)、ツバキナカ(6464)、日電産(6594)、日信工(7230)、プレス工(7246)、萩原電(7467)、タムロン(7740)、SHOEI(7839)、ニチハ(7943)、長瀬産(8012)、ユアサ商事(8074)、シナネン(8132)、松屋(8237)、日証金(8511)、アプラス(8589)、三菱UFJリ(8593)、いちよし(8624)、空港施設(8881)、鴻池運(9025)、センコー(9069)、スカパー(9412)、トーカイ(9729)が動兆。
