[概況]
NY株式市場は良好な企業決算を受けて大幅反発で始まり、米国債利回りも上昇してドルは買われ、中盤に当日高値114.040円まで上昇した。
しかし終盤に税制改革案に共和党上院議員の3名が反対する可能性があり、そうなると共和党単独では法案が可決出来なくなる事からドルは売られて、欧米市場安値113.535円まで急落した。
其の後トランプ大統領が次期FRB議長人事について共和党上院議員に挙手投票を実施したところ、利上げ支持派とされるテイラー氏が勝利したと伝わってドルは急速に買い戻され、最後は前日比+50.5銭高の113.930円と114円近くまで戻して引けた。
NY株式市場の動きやFRB人事、ECB理事会など、ドルは不透明要因があるが、大きな流れはドル高と見て良いのではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
