小幅続落、売り優勢、利益確定売り圧力が強い

【寄り付き概況】

26日の日経平均株価は、前日の終値と比べ8円67銭安の2万1698円95銭、売り優勢で取引を始めた。
 
連騰を続けてきた日経平均も前日に17日ぶり反落、下げた後の動きが注目されるところだったが、前日の米国株市場でNYダウが一時200ドル近い下げをみせるなど波乱含みの動きをみせたこともあり、これを受けて引き続き利益確定売り圧力が強い。
 
為替相場も米長期金利の上昇を映して一時1ドル=114円台と円安に振れていたが、足もとは113円台後半まで円高方向に押し戻されており、買い手掛かりとはなりにくい。ただ、企業の決算発表を絡め、好業績期待の押し目買いが入り下げ幅はわずかにとどまっている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、証券、鉄鋼、不動産など5業種前後が強い。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、その他製品、水産、空運など。
 
個別では、ソフトバンクGが上げ、キーエンス、ファーストリテも高く、大和証Gが買い気配を唱えて始まり、野村、三菱UFJは堅調となっている。武田、JR東日本が買われ、神戸鋼は小幅高になっている。
半面、任天堂が売りに押され、日立、東エレクも下落。7&iHDは安く、KDDI、NTTドコモは軟調。大東建託が緩み、カナモトは値下がりしている。
 
外資系等は、日立化成(4217)、エムスリー(2413)、四国化成(4099)、中外薬(4519)、アドバンテスト(6857)、日立ハイテク(8036)、コメダ(3543)、サンドラッグ(9989)、任天堂(7974)、ブロンコ(3091)、竹内製作(6432)、SUMCO(3436)、ヨシムラ(2884)、KOA(6999)、四国電(9507)、北海道電(9509)に注目。
 
225先物は、ソジェン・アムロ・大和・シティ・パリバ・クレディ・GSが買い越し。
JP・UBS・モルスタ・HSBC・日興・みずほ・SBIが売り越し。
TOPIX先物はメリル・GS・アムロ・パリバ・ソジェンが買い越し。
JP・HSBC・SBI・大和が売り越し。
 
テクニカル的には、西松(1820)、ALサービス(3085)、TOKAI(3167)、昭和電工(4004)、東ソー(4042)、トクヤマ(4043)、大阪曹達(4046)、三井化学(4183)、ダイト(4577)、総合メディ(4775)、フジミイン〈5384)、平田機工(6258)、ASB機械〈6284)、サトー(6287)、コマツ(6301)、タカキタ(6325)、JUKI(6440)、第一精工(6640)、日東工(6651〉、コンコルディア(7186)、トピー(7231)、曙ブレーキ(7238)、ニホンフラ(7820)、前田工繊(7821)、百十四(8386)、山口(8418)、みなと銀(8543)、ユナイテッド海(9110)が動兆。
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