振り返り

昨年末に書いていたこと。

つまらない議論をすれば・・・。
1989年高値の38915円。
半値で19457円だからこれはクリアした。
しかし半値戻しとなると38915円ー6994円(2008年10月)=31921円。
6994円+31921円÷2=22954円。
61.8%とか38.2%などと細かいことは気にはしない。
しかし「半値戻りは全値戻り」の格言がある。
半値戻りは気にしたいもの。

株には売買タイミングと旬の時期がある。
どんなに良い株でも売られる時は売られる。
あるいはどんなに買われていても、信用規制など他力的な要素で天井を付けることがある。
そしてそういう銘柄は多くの場合、人が見向きもしなくなった時に底をつけ反発しているもの。
要は復元力をどう見るかの問題なのだろう。
株価の天底を見極めるなんて傲岸不遜なことは不可能なことは間違いない。
しかしおぼろげながらも人気集中は反落の先兵、人気離散は反発の先導車。
あるいは「早期警戒システム」は25日線からの5%かい離とか200日線からの20%かい離。
相場は上や下のトレンドに一方向に行き続けるものではないという真摯な理解こそが破滅からの救世主だろう。
要らぬ警戒ばかりが横行してきたのがこの30年の東京市場。
必要な警戒を怠らずにいらぬ皮算用を排除すれば相場も楽しくなろうか。
結構、難しいことながら・・・。

日経マーケット面では「チャートに強気サイン、リズムや環境、95年に酷似」の見出し。
「日経平均は4~6月に23000円をつけ、96年高値(22666円)を抜く」との分析。
理由は罫線的に今年(2016年)の相場が95年に似ていること。
だから17年は96年型相場の写真。
すると95年V字型相場は96年6月のバブル崩壊後の戻り高値になった型をなぞる可能性。

以下は年初に書いていたこと。

今年で32回目のバイロン・ウィーン氏のびっくり10大予想。
各シナリオはそれぞれ50%の確率で発生するとしているが的中率よりも「視点の斬新さに注目」と。
(1)トランプ大統領がほとんど全ての政策について極端な姿勢をやめる。
(2)17年の米実質国内総生産(GDP)の成長率が3%を超える
(3)S&P500株価指数が2500に上昇する
(4)為替変動幅が増大する:日本円が対ドルで1ドル=130円。1ユーロ=1ドルを下回る。
(5)米10年債利回りが4%に接近する
(6)欧州でEUの意義についての疑問が広がる
(7)原油先物WTIはバレル60ドルルを下回って推移する
(8)トランプ大統領が経済規模で世界2位の中国と協調関係を築く
(9)日本の実質経済成長率がここ数十年間で初めて2%を超える
   中国や米国の好景気の恩恵を受け17年の日本の株式相場は先進国をけん引して上昇する。
(10)中東情勢が沈静化する
追加の5項目。
(11)ホワイトハウスを4~12月までニューヨークに、1~3月までフロリダ州のパームビーチに移す
(12)民主党が2分化される
(13)トランプ大統領が雇用の米国回帰に失敗する
(14)北朝鮮の朝鮮労働党委員長の金正恩氏が実験と称して、太平洋に核・ミサイルを放つと威嚇する
(15)インドが投資家の間で再び注目の的となる

以下は大発会ストップ高銘柄
その年を象徴する可能性があるとおいアノマリーがあったが・・・。

日本サード(2488)
リネットJ(3566)
DLE(3686)
Rワールド(3691)
サイオス(3744)
マイネット(3928)
エルミック(4770)
アサカ理研(5724)
ウインテスト(6721)
タカタ(7312)

マーケットはいろんな鳥を持ち出した。
例えば任天堂。
どこが鳥かと思えば本社は京都市南区上鳥羽。
DLEの鷹の爪同様いろいろ持ってくる物である。

スケジュールを見てみると・・・

27日(金):消費者物価指数、米7~9月期GDP
週末:欧州が冬時間入り
30日(月):日銀金融政策決定会合(~31日)、米個人所得・支出
31日(火):失業率、鉱工業生産、日銀展望レポート、黒田日銀総裁会見、米FOMC(~11月1日)、CB消費者信頼感、中国製造業PMI
1日(水):新車販売、米ADP雇用レポート、ISM製造業景況指数、新車販売
2日(木):マネタリーベース、消費動向調査、英国金融政策、
3日(金):文化の日で休場、米雇用統計、ISM非製造業景況感、貿易収支、製造業受注、アップルがアイフィフォンX(テン)を発売

【10月】
28日(土)プロ野球日本シリーズ開幕
29日(日)欧州サマータイム終了
30日(月)日銀金融政策決定会合
31日(火)米FOMC(~1日)

【11月】

1日(水)FOMC、株安の日
3日(金)文化の日で休場
4日(土)満月
5日(日)米サマータイム終了、トランプ大統領来日
6日(月)トランプ大統領安倍総理会談、国連気候変動枠組み条約会議(COP23)
7日(火)ロシア革命から100年、下げの特異日
8日(水)ECB理事会
9日(木)変化日、機械受注
10日(金)SQ、NY為替市場休場、ASEAN・APEC首脳会議
11日(土)中国の「独身の日」でネット商戦
15日(水)変化日、米CPI
17日(金)広州モーターショー
18日(土)新月
20日(月)貿易統計
22日(水)ECB理事会、変化日
23日(木)勤労感謝の日で休場、NYサンクスギビングデーで休場
24日(金)ブラックフライデーでNY半日立会、海王星順行開始
27日(月)米サイバーマンデー、変化日
29日(水)米GDP改定値、ドイツCPI速報値
30日(木〉OPEC総会

(兜町カタリスト櫻井)

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