[概況]
27日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は114.00円を中心にもみ合う展開となった。
米予算案の下院通過の報を受けたトランプ大統領の税制改革案成立に対する期待感の高まりが、米ドルの下値を支え高値圏を維持する背景となっている模様。
一方で、米第三四半期GDP(速報値/予想:前期比年率+2.6%)の発表を前に、積極的に上値を買い進める向きも少なく、結果として方向感が薄れる格好となった。一時本日高値を114.330円まで更新する場面も見られたが、短期的な上値抵抗帯と目される114.51円(7月高値)付近では戻り売り圧力も旺盛で、同水準の突破には至っていない。
やはり、動意はGDPの発表を待ってからとなりそうだが、仮にGDPが強い数字となり、前述の水準を突破するようであれば、2017年3月の高値である115.52円が次のターゲットとなるだろう。
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