米ドル円、上値重い展開

[概況]

30日東京時間のお外国為替市場において、米ドル円は113円台半ば前後で上値の重い推移となった。今週中にも明らかになるとされる次期FRB議長の人選にて、タカ派色の薄いパウエル氏の可能性が高まる観測が出た中、米ドル買い需要は一服している模様。

好結果となった米GDPも、米ドルを押し上げる要因とはならず、目先は調整地合いが強まる可能性がある。

テクニカル的にも、先週末に示現した高値が114.470円と、上値目標とされた7月高値114.51円まであと少し届かぬうちに押し戻されたほか、短期的なサポートとして意識される5日移動平均線(113.80円)を下回っており、地合い軟化の傾向が強まっている。

20日移動平均線の差し掛かる113.00円付近や、今月の安値である111.640円付近への調整も視野にいれておきたい。
[提供:カネツFX証券株式会社]

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