軒並み方向感に欠ける展開。

[概況]
31日午後の外国為替市場は、軒並み方向感に欠ける展開となっている。

米ドル円は113.185円にて取引が開始されたものの、その後、一時113.300円まで上昇したものの買いは続かず、112.945円まで弱含みとなった。

他方、クロス円通貨ペアについて、ユーロ円は米ドル円と同様の値動きとなり一時131.500円まで、本日の安値を更新している。

この後の時間について一部の市場関係者からは、19:00にユーロ圏消費者物価指数(予想:1.5% 前回:1.5%)、23:00に10月米消費者信頼感指数(予想:121.0 前回:119.8)の発表を控えている。

ただ、10月末日ということもあり基本的には積極的な取引が手控えられることが想定されるほか、米国においてはトランプ政権が進めている税制改革案について、段階的な法人減税を導入する案が検討されているとの報道されており、米ドルの支援材料が揺らぐ事態となっている。

これらのことから、余程、ポジティブな材料がでなければ米ドルを買いにくい相場になるかもしれないといった声が聞かれている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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