17という数字

日経平均は7週連続続伸。
2016年11月~12月の7週続伸記録に並んだ。
(アベノミクススタートの2012年11月~2013年2月の記録が12週続伸。
2400円上昇)。
もっとも期間中の上昇幅は2726円。
2016年の2522円を上回っているから少しは改善。
興味深い指摘は「日米欧の中央銀行の総資産の数字」。
2005年に3兆3000億ドルだったが今は約14兆ドル。
資金の流れの変化が起こればインパクトも大きい。
もちろんバッドニュースではなくグッドニュースに対してだが・・・。
 
11月の3連休明けの日経平均株価は1998年以降はほとんど上昇。
理由はその前年の1997年11月の3連休で金融機関の破たんが相次いだことという声がある。
「山一、拓銀などの破たんで株価が急落した悲しい記憶が投資家に残っている。
連休が無事明ければ安心感が出やすい」。
もう20年も前のことなのでこれはどうなのだろうか。
むしろ連休前に制度信用取引の期日が集中しやすく連休明けは需給が軽くなるという方が理解しやすい。
もっとも・・・。
最近は売り方のほうが厳しいというのは少し違うとところ。
理由の是非はともあれ、1998年以降16勝1敗。
確かに11月の3連休明けは高い。
 
2015年11月24日 45円高
2014年11月25日 50円高
2014年11月4日 448円高
2013年11月5日 23円高
2012年11月26日 22円高
2009年11月24日 ▲96円安
2008年11月25日 413円高
2008年11月4日 537円高
2007年11月26日 246円高
2006年11月6日 14円高
2003年11月25日 107円高
2003年11月4日 288円高
2002年11月5日 251円高
2001年11月26日 367円高
2000年11月6日 533円高
1998年11月24日 384円高
1997年11月25日 ▲854円安
 
 
やっぱり来たか。
加えれば・・・。
「7月が安いと12月も安い」というのもアノマリーだ。
 
前場の日経平均は一時300超の上昇。
以下は今年の上昇幅記録。
1月4日大発会479円高
1月26日344円高
2月10日471円高
5月8日450円高
6月2日317円高
9月19日389円高
 
 
日経平均株価の月初第1営業日の終値・前日比一覧
 
   日付    終値(円)  前日比(円)
 
17年10月 2日(月) 20,400.78   △44.50
17年 9月 1日(金) 19,691.47   △45.23
17年 8月 1日(火) 19,985.79   △60.61
17年 7月 3日(月) 20,055.80   △22.37
17年 6月 1日(木) 19,860.03  △209.46
17年 5月 1日(月) 19,310.52  △113.78
17年 4月 3日(月) 18,983.23   △73.97
17年 3月 1日(水) 19,393.54  △274.55
17年 2月 1日(水) 19,148.08  △106.74
17年 1月 4日(水) 19,594.16  △479.79
16年12月 1日(木) 18,513.12  △204.64
16年11月 1日(火) 17,442.40   △17.38
16年10月 3日(月) 16,598.67  △148.83
16年 9月 1日(木) 16,926.84   △39.44
16年 8月 1日(月) 16,635.77   △66.50
16年 7月 1日(金) 15,682.48  △106.56
16年 6月 1日(水) 16,955.73  ▲279.25
16年 5月 2日(月) 16,147.38  ▲518.67
16年 4月 1日(金) 16,164.16  ▲594.51
16年 3月 1日(火) 16,085.51   △58.75

(櫻井)。

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