日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2600円を想定する。
続伸後、上値を試す場面もありそう。テクニカル面では、次のターゲットは1996年6月26日高値の22750円ところが意識される。
好地合いが続くなか、業績が好調な銘柄への物色が継続するとみられる。第4次安倍内閣発足を受けた政策期待も後押ししよう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半と円安に振れている。対ドルで円安方向に動いたことから、引き続き輸出関連株が相場の上昇をけん引しそう。
ただ、今後主力企業の決算が一巡してくると、次第に手掛かり材料に欠ける状態になる可能性はありそうだ。明日3日から3連休となることから、取引終了前にはポジション調整の売りに上値が重くなる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比100円高の2万2530円だった。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1010万株、買い470万株で、差し引き540万株の売り越し。売り越しは3営業日連続。金額も売り越し。
売りセクターに、電機、陸運、保険、機械、精密など。買いセクターに、その他金融、電機、サービス、REIT、陸運など。
【好材料銘柄】
■BEENOS <3328>
前期経常は28%増で上振れ着地・3期連続最高益、今期業績は非開示。発行済み株式数(自社株を除く)の0.81%にあたる10万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
■シーティーエス <4345>
上期経常を31%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も2円増額。
■昭和電線ホールディングス <5805>
今期経常を21%上方修正。
■ロコンド <3558> [東証M]
10月のEC受注高は9.4億円と過去最高の見込み。
■MS-Japan <6539> [東証M]
上期経常は30%増益で上振れ着地。
【主な経済指標・スケジュール】
2(木)
10月マネタリーベース(8:50)
10月消費動向調査(14:00)
《決算発表》
キッコーマン、双日、レンゴー、三菱ケミHD、ADEKA、ヤマハ発、伊藤忠、丸紅、三井物、阪急阪神、アサヒ、サントリーBF、ルネサス、マツダ、スズキ
【海外】
《米決算発表》
アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)、アップル、リパブリック・サービシーズ、スターバックス、ラルフローレン、バルカン・マテリアルズ、モトローラ・ソリューションズ、アクティビジョン・ブリザード
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
