日経平均株価は大幅高となり、4日続伸した。

終値は前日比389円25銭高の2万2937円60銭だった。
日経平均は、1996年の高値2万2666円を上回り、そこから一段高となった。
1992年1月以来、25年10カ月ぶりの高値となるが、この時の高値が2万3801円(終値ベース)で、ここを上回ってくるとその前の高値は1991年10月の2万5222円となる。
 
引け後に発表されたトヨタの決算では、通期の営業利益見通しが1Qに続いて上方修正された。今期は増益見込みとなり、自己株取得も発表している。
明日、トヨタが強い動きとなり、日経平均が2万3000円の節目を突破してくるようなら、同水準も通過点となる可能性が高い。
PERはまだ15倍台。この水準が天井という感じではまったくなさそうだ。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
24231.36  ボリンジャー:+3σ(13週)
23529.16  ボリンジャー:+3σ(25日)
23093.57  ボリンジャー:+3σ(26週)
23057.84  ボリンジャー:+2σ(13週)
 
22937.60  ★日経平均株価7日終値
 
22846.94  ボリンジャー:+2σ(25日)
22420.08  新値三本足陰転値
22411.41  6日移動平均線
22300.77  均衡表転換線(日足)
22172.73  ボリンジャー:+2σ(26週)
22164.72  ボリンジャー:+1σ(25日)
21884.31  ボリンジャー:+1σ(13週)
21619.12  均衡表基準線(日足)
21482.50  25日移動平均線
21251.89  ボリンジャー:+1σ(26週)
21195.16  均衡表転換線(週足)
21096.35  均衡表基準線(週足)
20800.28  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
チャート上では、ボリンジャーバンドでは+2σを上回ったほか、週足ベースでは+3σに接近。5週連続で+3σに沿った上昇が続いており、過熱感は警戒されるところ。ただし、長期的なトレンドで1996年6月26日高値の2万2750円処を突破しており、一気に1992年1月以来の2万3000円が射程に入っている。これを超えてくるようだと、92年高値の2万3800円処が意識されるほか、91年以来となる節目の2万5000円が意識されよう。5日線処に転換線など支持線が集中しているが、5日線との乖離も拡大しており、短期的な調整も意識しづらくなっている。
 
しかし、出来高面は海外勢によるインデックス買いが指数を押し上げており、国内勢は戻り売りといったスタンスのなか、需給面では過熱感は強まっていないようにみられる。

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