欧米株は総じて上昇一服の動きで、為替もやや円高に振れていることから、弱めのスタートが想定される。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円－2万2900円を想定する。
日経平均株価はきのう７日、1992年1月9日（終値2万3113円）以来、25年10カ月ぶりの高値水準を付けた。好業績を背景に先高期待は根強いものの、今回の上昇がスタートした9月8日の終値（1万9274円82銭）から、きのう７日終値（2万2937円60銭）まで、約19％の上昇をみせている。短期的な過熱感も警戒され、調整を強いられる場面もありそう。
ただ、押し目では上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入る可能性も高い。売り一巡後は底堅い展開が続くだろう。
為替相場は、ドル・円が１ドル＝114円前後と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、７日の大阪取引所終値比125円安の2万2865円だった。
【好材料銘柄】
■宝ホールディングス <2531>
今期経常を10％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額。発行済み株式数(自社株を除く)の0.99％を上限に自社株買いを実施。また、発行済み株式数の7.35％にあたる1600万株の自社株を消却する。そのほか、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社商品詰め合わせなどを贈呈する。
■高周波熱錬 <5976>
上期経常が67％増益で着地・7-9月期も51％増益。また、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。
■サンデンホールディングス <6444>
今期経常を88％上方修正。
■ヘリオス テクノ ホールディング <6927>
今期経常を53％上方修正。
■インプレスホールディングス <9479>
上期経常を一転36％増益に上方修正。
■エフオン <9514>
7-9月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
■天昇電気工業 <6776>
今期経常を10％上方修正。
■堀田丸正 <8105>
上期最終を一転黒字に上方修正。
■博展 <2173>
今期経常を2倍上方修正。
■フルヤ金属 <7826>
7-9月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
■フィル・カンパニー <3267>
空中店舗フィル・パーク事業の拡大に向け、日本郵政キャピタル、いちご <2337> と資本業務提携。
■ジャパンエレベーターサービスホールディングス <6544>
今期経常を9％上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は11円実施、実質2.8倍増配。
【主な経済指標・スケジュール】
8（水）
9月景気動向指数（14:00）
《決算発表》
日産自、ＳＭＣ、国際帝石、シスメックス、オリンパス、明治ＨＤ、大林組、清水建、ミネベアミツミ、凸版印、京急、マクドナルド、博報堂ＤＹ、住友ゴム、三菱マ、スクエニＨＤ、ミクシィ、エンＪＰＮ
【海外】
中国10月貿易収支
米中首脳会談
米10年国債入札
《米決算発表》
グローバル・ペイメンツ、ホロジック、ヒューマナ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
