〔米株式〕ダウ反発、313ドル高=ハイテク株に買い
26日のNYダウ工業株30種平均は反発し、終値は前週末比313ドル69セント高の4万9412ドル40セントだった。
アップルは3.0%高と相場をけん引。新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)17」シリーズの需要の底堅さなどを背景に、アナリストが目標株価を引き上げたことが好感された。人工知能(AI)ブームが続く中、自社開発した半導体を発表したマイクロソフトも買われた。
ハイテク株は昨年末から軟調だったことから、今週本格化するIT大手の決算をにらみ買いが入りやすい地合いでもあった。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、メタプラットフォームズも上げた。いずれも前営業日の株価が昨年末を下回っており、今週中に2025年10〜12月期決算を発表することから持ち高調整の買いが入った。
市場では「人工知能(AI)関連サービスの収益性やAIへの投資額など決算で見極めるべきことは多いが、一部の投資家が株価の出遅れに着目した買いを入れた」との声が聞かれた。オラクルの上昇も目立った。
ただ、ダウ平均は上値の重さも意識された。トランプ氏は24日のSNSの投稿で、カナダが中国と合意した関税引き下げを履行するなら「カナダからの輸入品に100%の関税を課す」と表明した。米政権の関税政策が景気に悪影響を与えるとの見方があり、投資家心理の重荷となった。
ミネソタ州ミネアポリスで移民取り締まりに関わる連邦職員が男性を射殺し、野党・民主党の議員が予算案を巡って態度を硬化させた。週内に予算案が成立しなければ、昨年に続いて再び政府機関が一部閉鎖される恐れがある。投資家が慎重姿勢を強めた面もあった。
そのほかのダウ平均の構成銘柄ではシスコシステムズやキャタピラー、ゴールドマン・サックスが上昇した。アムジェンも買われた。半面、スリーエムやボーイング、ユナイテッドヘルス・グループに売りが出た。
ナスダック総合株価指数は4日続伸した。終値は前週末比100.113ポイント高の2万3601.357だった。ブロードコムが上昇し、テスラは下げた。
〔ロンドン株26日 小幅反発〕
26日の英FTSE100種総合株価指数は小幅に反発し、前週末比5.41ポイント高の1万0148.85で終えた。国際商品市場での金と銀の最高値更新を背景に鉱業株が買われ、指数を支えた。26日の米株式市場で主要な株価指数が上昇して始まったのも投資家心理を支えた。
FTSEの構成銘柄では、産金大手フレスニロが6.72%高、産銅大手アントファガスタが5.33%高、産金大手エンデバー・マイニングが4.03%高と上昇。一方、プライベート・エクイティ会社3i(スリーアイ)グループは4.86%安、中古車販売サイトのオートトレーダー・グループは3.41%安、信用リスク管理サービス会社エクスペリアンは3.20%安となった。
〔ドイツ株26日 続伸も上値限定〕
26日のドイツ株価指数(DAX)は小幅に3日続伸し、前週末比32.37ポイント(0.12%)高の2万4933.08で終えた。26日の米国株相場が上昇して始まったことなどを支えに、午後にかけて水準を切り上げた。
28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を控える。FRBの次期議長人事を巡る不透明感もくすぶり、相場が上値を追う勢いは限られた。DAXは前週末比で安く推移する場面もあった。
DAXでは、製薬大手バイエルが4.06%高、食品加工機器大手GEAグループが3.39%高、エネルギー大手イーオンが2.30%高と買われた半面、防衛大手ラインメタルは2.13%安、航空機大手エアバスは2.10%安、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズは1.51%安で終了した。
欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は小幅に続落し、前週末比0.14%安で終えた。
