2026年の大発会となる5日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前営業日比1493円32銭高の5万1832円80銭だった。
約2カ月ぶりの高値で、1日の上げ幅は過去8番目の大きさだった。
日経平均寄与度の高い半導体関連やAI関連の主力銘柄を中心に大口資金が流れ込み、一気に水準を切り上げる展開となった。
前週末の欧州株市場が全面高だったほか、米国株市場でもNYダウが5日ぶりに反発。特に半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4%高に買われたこともあり、東京株式市場でも、イビデン、レーザーテクなどの半導体関連株が買われた。
アドバンテストと東京エレクトロン、ソフトバンクグループ(SBG)の3銘柄で日経平均を800円あまり押し上げた。
日経平均は終値でも1500円近い上昇となり、1日の上げ幅としては歴代8番目の上げ幅を記録した。
トランプ米政権による南米ベネズエラへの軍事攻撃は地政学リスクとして警戒されたものの影響は限定的で、円安方向に振れる外国為替市場の動向を横目に後場に入っても買い気は衰えなかった。なおTOPIXは史上最高値を更新した。
東京外国為替市場で円相場が1ドル=157円台まで下落し、トヨタなどの輸出関連株も上昇した。
片山さつき財務相が5日に出席した東証での大発会式典で、高市早苗氏が女性初の首相に選出されるなど政治の世界ではガラスの天井が破られたことを踏まえて「今年は相場も天井破りの高値更新を期待したい」と述べた。
市場では「きょうの上昇は市場参加者の予想以上。
片山氏の発言ではないが『天井破りの高値更新』を予感させる相場展開だった」との評価があった。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は68.55ポイント高の3477.52と2025年12月15日の最高値(3431.47)を更新した。
JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反発し、32.72ポイント高の1483.13と最高値を付けた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆7824億円、売買高は22億2556万株だった。
東証プライムの値上がり銘柄数は994。値下がりは564、横ばいは46だった。
業種別株価指数(33業種)は、非鉄金属、機械、電気機器、証券・商品先物取引業などが上昇。鉱業、不動産業は下落した。
個別では、売買代金で断トツとなったキオクシアホールディングスが大きく水準を切り上げたほか、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど半導体関連が値を飛ばした。
日本マイクロニクスは値上がり率でトップに。ソフトバンクグループが買われ、三菱重工業、IHIなどの上げ足も際立つ。
東京電力ホールディングスが活況高に沸いた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買いを集めた。
半面、INPEXが冴えず、富士通も見送られた。オリエンタルランドが売りに押される展開。ニデックも軟調。また、養命酒製造が急落したほか、アドバンスクリエイトも大幅安。KLab、セグエグループなども安い。ANYCOLOR、MonotaROなども下値を探る展開になった。
