[概況]
欧州市場序盤に当日安値108.435円まで下げたドルは其の後値を戻し、NY市場で発表された8月ISM非製造業景況指数は予想を下回ったもののドルは109円台に乗せる上昇となった。
しかし直後にフィッシャーFRB副議長が10月に辞任するとの報道が流れてドルは急落し、NY市場中盤に108.700円まで値を下げた。
其の後トランプ大統領が「北朝鮮での軍事行動は最初の選択肢ではない」と発言した事を受けてリスク回避の動きが後退し、ドルは上昇に転じて109円台を回復すると終盤には当日高値109.410円まで上昇した。
其の後も高値圏で推移して、最後は前日比+40銭高の109.200円と109円台に乗せて引け、ドル高に連れてNZドル以外の主要通貨も上昇して引けた。北朝鮮リスクは今後も続くだろうが戦争にならない限り、ドル安トレンドを継続させるほどの強さも無いと見て揉み合い継続を予想する。
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