東証グロース市場は25日にトランプ米大統領が医薬品や工作機械に対する関税を発表し、東証プライム市場の関連銘柄が売りに押された中、内需銘柄が多く、関税の影響を受けにくいグロース市場などの新興株が物色されやすかったようだ。
グロース市場の売買代金は6営業日連続の2000億円割れと薄商いが続いた。
上昇局面にある日経平均に比べグロース250は横ばい圏での推移が続いているが、「積極的な買い材料のない中では底堅い展開で、上向きのきっかけを探してる状態」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比1.52ポイント(0.20%)高の763.29だった。グロース250は上昇。グロースCoreは弱含み。
グロース市場ではトライアルやMTG、カバーが上昇した。一方、サンバイオやGENDA、ジーエヌアイは下落した。
値上がり銘柄数277、値下がり銘柄数291と、売り買いが拮抗した。
個別では、メドレックス、ピアズ、フィードフォースグループがストップ高。ビーマップは一時ストップ高と値を飛ばした。D&Mカンパニー、フォーライフ、アイキューブドシステムズ、トライアイズ、くすりの窓口など16銘柄は年初来高値を更新。ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、Fusic、レナサイエンス、アクセルマーク、property technologiesが買われた。
一方、GMOコマース、ZUU、ペルセウスプロテオミクス、クリングルファーマが年初来安値を更新。Will Smart、アディッシュ、Def consulting、フューチャーリンクネットワーク、ディジタルメディアプロフェッショナルが売られた。
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