東証グロース市場は、きょうは9月末の配当権利落ち日にあたり、配当権利落ち後の地合いを見極めたいとする雰囲気からやや売りが優勢だった。朝方は日経平均株価が権利落ち分を差し引くと実質プラスとなる場面があり、グロース250指数も小高く始まったが、買いは続かなかった。
市場では「新興株は無配の銘柄も多く、配当権利落ちそのものの影響は少ないが、全体相場の配当権利落ちの影響を埋められるか慎重な見方をする投資家が多いようだ」との声が聞かれた。
東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前週末比5.10ポイント(0.67%)安の758.19だった。
グロース市場ではデータセクやタイミーが下落した。一方、サンバイオやAiロボは上昇した。
値上がり銘柄数228、値下がり銘柄数332と、値下がりが優勢だった。
個別ではFusicがストップ高。メドレックスは一時ストップ高と値を飛ばした。Aiロボティクス、富士山マガジンサービス、うるる、ラキール、パワーソリューションズなど18銘柄は年初来高値を更新。GMOコマース、ELEMENTS、情報戦略テクノロジー、D&Mカンパニー、関通が買われた。
一方、Chordia Therapeutics、フラー、ZUU、クリングルファーマ、グラッドキューブが年初来安値を更新。デジタリフト、データセクション、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、インフォネット、リグアが売られた。
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