値下がり優勢、様子見ムード

 
東証グロース市場は手じまい売りに押される展開となり、東証グロース市場250指数は反落した。終値は前週末比6.93ポイント(0.91%)安の756.36だった。
材料株や値動きの軽い銘柄、直近の下落で値頃感が出ていた銘柄などを個別に拾う動きは見られ、グロース市場銘柄の34%は値上がりして終了。値上がりが9%にとどまったプライム市場に比べると買われる銘柄の比率は高かった。ただ、前場に一時ストップ高となったメドレックスはマイナスで終わるなど、「個別の買いも逃げ足は速く、全体には、個人もひとまず撤収というムードだった」という。
新興市場でも権利落ち後の相場動向を見極めたいといった様子見ムードが広がった。積極的な買いはみられず、徐々に弱含む展開となった。
グロース市場ではFFRIやリベラウェアが下落した。一方、サンバイオやエレメンツは上昇した。
値上がり銘柄数210、値下がり銘柄数365と、値下がりが優勢だった。
 
個別ではファインズ、グラッドキューブがストップ高。メドレックス、Fusicは一時ストップ高と値を飛ばした。光フードサービス、D&Mカンパニー、WOLVES HAND、Aiロボティクス、富士山マガジンサービスなど25銘柄は年初来高値を更新。情報戦略テクノロジー、サクシード、フォルシア、リベロ、関通が買われた。
 
一方、データセクションが一時ストップ安と急落した。Chordia Therapeutics、フラー、GMOコマース、ZUU、クリングルファーマなど6銘柄は年初来安値を更新。デジタリフト、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、トヨコー、レナサイエンス、リグアが売られた。
 

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