[概況]
先週末8日のNY株式市場はダウが小反発する一方、S&P500とナスダックは値下がりするマチマチな動きとなり、為替市場では北朝鮮リスクやメキシコ地震、ハリケーン(イルマ)被害の可能性に対する懸念に、ドルは2016年11月14日以来の安値(107.310円)まで値下がりした。
そして9日の北朝鮮建国記念日はミサイル発射や核実験などの行動は何も無かった事で、週明け11日の東京外国為替市場は円売り優勢で始まり、ドルは108円台を回復して始まった。
今週の米国は13日(水)MBA住宅ローン申請件数、8月生産者物価指数、8月財政収支、14日(木)新規失業保険申請件数、8月消費者物価指数、15日(金)8月小売売上高、9月NY連銀製造業景気指数、8月鉱工業生産・設備稼働率、9月ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定となっており、また14日には英国の政策金利が発表予定で、事前予想では据え置きとなっている。
先週のドルは下げ過ぎの感もあるので、今週はドルがどこまで値を戻す事が出来るか、またユーロ/ドルが1.2ドルから更に上値を伸ばす事が出来るかに注目している。また資源国通貨が対ドルで上昇している事もあり、対円でも上値を伸ばす事が出来るか。
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