日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前週末比46円55銭高い3421円90銭だった。
北朝鮮が9日の建国記念日にミサイル発射を見送り、投資家の運用リスクを回避する姿勢が和らいだ。電気自動車(EV)関連銘柄が買われるなど、ジャスダック、マザーズ両市場で8割近くの銘柄が上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で693億円、売買高は1億2116万株だった。
値上がり銘柄数は540、値下がり銘柄数は105となった。
個別では、トーシンがストップ高。ANAP、菊水電子工業は一時ストップ高と値を飛ばした。信用規制が解除され、EV関連物色の資金が流入した田中化研が大幅に上昇した。
明豊エンターが上昇率トップ。北朝鮮への警戒感の後退で、業績期待が再燃したもよう。他では、nms ホールディングス、ケア21、ブロッコリー、日本マクドナルドなどが高い。
半面、先週末の大引け後に18年1月期の上期及び通期予想の下方修正を発表し下落率トップは5%安のOSGコーポ。地政学リスクの後退を受けて細谷火工が下落した。重松製作所、アイル、アエリアやカルナバイオも下げた。
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