日経平均株価は前場終値比でやや上げ幅拡大

【後場寄り付き概況】

12日後場寄付きの日経平均株価は前日比211円17銭高の1万9756円94銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、14.91ポイント高の1627.17で始まり、ともに堅調な値動き。

外国為替市場では、1ドル=109円30銭台での推移。アジアの主要株式市場は、高安まちまちとなっている。
北朝鮮情勢の緊迫化懸念の和らぎなどを背景にした、米株高や円安といった投資環境の好転が追い風になっている。
 
個別では、任天堂、東エレク、ルネサス、日本電産、トヨタ、日産自、フトバンクGが高く、ファーストリテは急伸している。三菱UFJ、三井住友、東京海上も買い優勢。住友鉱が値を飛ばし、安永、日本郵政も買われている。
半面、ソニーが利益確定売りに押され、コマツは甘い。JFEが売られている。
 
日経平均はマドを空けての上昇から、もち合いレンジの上限である直近の戻り高値水準を回復している。
週間形状では26週線を突破しているが、13週線が上値抵抗として意識されやすく、この水準からの積極的な上値追いは難しいだろう。
北朝鮮の反応を見極めたいところであろう。
 
円相場も朝方からはやや円安が一服していることも、手掛けづらくさせそうだ。物色が次第に個人主体の材料株にシフトしやすいだろう。
材料株ではフランクフルト国際自動車ショーやアップル新製品発表会などあり、次世代電池やアップル関連などに資金が向かいやすいだろう。
 
ランチバスケットは23件、319.01億円。差し引き売り買い均衡との観測。

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